第8章:不幸が生む「罪の意識」を克服する
人間には
自分自身の内なる声に耳を傾け、自分を真に幸福にするという根源的な義務
がある。「幸せだ」と心から感じるとき、私たちから放たれるポジティブなエネルギーは非常に強力で、周囲のネガティブな現実や困難な状況さえも変容させる力を持つ。
「幸せである」状態と宇宙の法則
幸福感を持つとき、宇宙の法則はより肯定的に作用するように感じられる。
「自分は何を欲しいのか」が明確であるほど、引き寄せの法則は効果的に働く
明確さが不足していると、「どちらでもないもの」や「欲しくないもの」まで引き寄せてしまう
「欲しいもの」と「欲しくないもの」は宇宙の天秤の上でバランスを取っている
成功法則は直接的な魔法の杖ではなく、実践的な「知恵」に変える必要がある
不幸から生まれる「罪の意識」
望むものが手に入らない状態が続くと、「自分は不幸だ」というネガティブな自己認識に陥りやすい。
「不幸」という自己認識から罪悪感や無価値観が派生する
「家族に迷惑をかけている」「社会のお荷物になっている」という思考
この連鎖から脱出するには「知恵」と「恐怖を乗り越える勇気」が必要
明確な人生目標を持ち続ければ、「不幸」という意識状態との間に距離が生まれる
「明確に生きる」ための自制心の重要性
「明確に生きる」とは一時的な決意ではなく、揺らぐことのない「在り方」である。そのためには様々な欲求や衝動に対する自制心が不可欠となる。
食欲のコントロール
必要以上の食事は体重増加だけでなく、思考の明晰さを奪い、感情の安定を損ない、自制心そのものを弱める原因となる
性的欲求の健全な管理
根源的なエネルギーを野放図に表現すれば人間関係のトラブルや精神的エネルギーの浪費につながる。建設的目標へ昇華させることが重要
表面的コミュニケーションの抑制
内容の薄いゴシップや自己顕示的な会話は自己認識を曖昧にし、他者との信頼関係を損ない、メンタルの健全なコントロールを難しくする
欲求や衝動を意識的にコントロールし、バランスの取れた形で表現し、より高次の目標へ昇華させる生き方
は、 エネルギーの漏れを防ぎ、精神的に充電された力強く安定した「存在感」を生み出す。 このような「明確に生きる」状態で、宇宙の引き寄せの法則はより力強く肯定的に作用する。