紀元前6世紀頃(諸説あり)の中国・春秋時代の思想家。道家思想の始祖とされ、「道徳経(タオテチン)」の著者と伝えられる。81章からなる簡潔な詩文で「道」の思想を説いた哲学・宗教・政治・芸術など東洋文化に計り知れない影響を与えた。歴史上の実在には諸説があるが、その思想は2500年にわたり継承されている。
万物の根源にあるも名付けられない原理。言葉で表現できない、宇宙を貫く自然の流れです。
人為的な操作や強制をしないこと。自然の流れに逆らわず、調和して生きる姿勢です。
柔らかく弱いものこそが強いという逆説。水のように柔軟に適応することで長続きします。
満足を知ることで心の平和を得る。欲望に振り回されない生き方を説きます。